KKR高松病院

〒760-0018 香川県高松市天神前4-18

087-861-3261

褥瘡対策チーム(褥瘡対策委員会)

褥瘡とはいわゆる「床ずれ」のことです。褥瘡の予防やケアを目的として、院内の多職種で構成されたチームです。多職種で構成されているため、専門性を生かした多面的な褥瘡ケアが可能となります。

メンバー

医師(5名)

正しく褥瘡を診断し、患者さんの個々の状態に適した治療法を選択します。

皮膚・排泄ケア認定看護師(2名)

院内全体における褥瘡の管理状況を把握して、褥瘡予防や治療に取り組んでいます。

看護師(20名)

すべての入院患者さんに褥瘡に関する危険因子の評価を行い、対策が必要な患者さんには「ケア計画書」を立案します。計画に沿って褥瘡予防やケアに取り組んでいます。

管理栄養士(3名)

褥瘡のある患者さんの栄養状態を評価し、問題がある場合は病棟管理栄養士や栄養サポートチームと協働し、適切な栄養管理を行います。

薬剤師(1名)

瘡の状態に適した治療薬を提案します。栄養管理として静脈栄養輸液の評価も行います。

主な活動内容

1.褥瘡に関する危険因子の評価を行い、対策の必要がある方へ褥瘡治療計画を立案し実施する

  • 危険因子の評価を行い、予防やケア方法の計画を立案します
  • スキンケアについてのケアプランを作成します
  • 具体的な体圧分散の方法、ポジショニングについての計画を立案し実施します

2.褥瘡回診およびカンファレンスを行い、褥瘡治療を妨げる要因を明らかにし適切な治療やケアを実施する

  • 褥瘡回診:毎週火曜日
  • 褥瘡の評価(局所治療・DESIGN-R評価等)
  • 適切な外用薬・創傷被覆材の選択と評価
  • 褥瘡治癒後の再発予防を検討
  • 必要時、栄養サポートチームとの連携
  • 定例委員会:毎月第2木曜日

3.体圧分散寝具(マットレスなど)の整備を行い、療養環境を整備する

  • 褥瘡ケアに必要な療養環境が提供できるよう、病院全体で対応しています

4.スタッフ教育のための研修会の開催

  • 「褥瘡対策セミナー」:年1回、秋に開催(過去テーマ:適切なオムツの当て方の実技講習、など)
  • 委員会でのミニレクチャー(毎月)
  • 褥瘡リンクナースによる自部署での勉強会開催
  • 「褥瘡ケアナース」の院内認定制度:研修および認定試験の実施